第284章 息抜きの時間

彼女が冗談めかして警察の聴取内容を尋ねると、小林美穂はガタガタと震えながら、ただ事件の状況を聞かれただけだと答えた。

藤原おばあさんは小林美穂に弁護士を雇ったのかと尋ねた。小林美穂はまだだと答え、自分がどれくらい刑務所に入ることになるのか見当もつかない様子だった。

本当はすぐにでも出所できるかもしれないなどと、小林美穂は口が裂けても言えなかった。そんなことを言えば、それを口実にさらに苛められると分かっていたからだ。

だからこそ、彼女はひたすら耐え忍ぶことにした。本当に出所できるその瞬間まで。

藤原おばあさんは得意げな顔で、小林美穂は少なくとも十五年は刑務所暮らしになるらしいと話し出し...

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