第285章 小林美穂はまた殴られた

凶暴な女はブラックカードをいきなり取り出し、小林美穂の目の前に突きつけた。

「よく見な。このカードに見覚えはないか?」

小林美穂はゾッと胸をすくませた。あんなにも特殊なカードだ、見忘れるはずがない。

やはり、この三人はあの犯罪組織の人間だったのだ!

午前中、警察は手がかりがないと言っていたではないか。それなのに、どうやってこの刑務所に入り込んできたというのか。

何より恐ろしいのは、彼女たちがまっすぐ自分を狙ってきたことだ。まさか、自分が組織を裏切ったと思い込み、わざわざ報復にやってきたのだろうか。

もしそうだとしたら、生きてここを出られる見込みなどあるのか。

もうすぐ釈放される...

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