第331章 迎撃

森峰义昭がこのようなルートを選んだことこそが、逆に高橋祐介に付け入る隙を与えていた。

空を駆けるヘリコプターの前に、行く手を阻む障害物など存在しない。そのスピードは圧倒的だった!

一時間ほどの追跡を経て、ターゲットである森峰义昭たちの現在地まで、すでに三十分を切る距離にまで迫っていた。

上田明が高橋祐介に向かって口を開いた。

「若様、相手の足はさほど速くありません。あと十分もあれば確実に追いつけるかと!」

高橋祐介は鷹揚に頷いた。

「この周辺にいる高橋家の息がかかった者たちに連絡を取れ。この先の道を完全に封鎖するんだ。これ以上、鼠どもを逃がし続けるつもりはない!」

上田明は恭し...

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