第75話

アルファ ニコラス

彼女を完全に裸にすると、俺は彼女の両脚の間に割り込み、背中を反らせるようにして腰を下ろした。目の前に広がる光景をじっくりと堪能するためだ。彼女はどこをとっても完璧で、俺が彼女から離れられるなんて考えたこと自体、とんだクソ馬鹿だった。「私だけ裸よ」。悪戯っぽい笑みに、俺は思わず口の端を吊り上げる。「そうか?」と問いかけながら、俺はゆっくりと彼女の脚を撫で上げた。彼女は唇を噛みしめながら頷く。誓って言うが、その仕草だけで膝から力が抜けそうだ。

「それで、どうしようっていう提案かな?ん?」彼女は再び唇を噛み、頬が美しいピンク色に染まる。恥ずかしがり屋なのは分かっている。俺た...

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