第96話

戦士ロビー

20分もしないうちに、部屋の各所に固まって6つのグループができていた。彼らから話を聞く準備が整ったのだ。この部屋にいる子供の数を考えれば、もっと時間がかかると思っていたが、驚くほど行儀が良く、ありがたかった。

「さて、君が自分の伴侶と話したい気持ちはわかるが、もし気が変わって誰か他の者に代わってもらいたいというなら、それでも構わない。もし自分には無理だと心配しているとしても、我々の誰も君を責めたりはしない」

ニックの気遣いはまたしてもありがたいが、俺の伴侶と話す者がいるとすれば、それは俺だ。「問題ない。俺がやる」と俺は唸るように言った。彼は頷くと、各々が担当するグループを指示...