チャプター 12

フェイ視点:

新しい寝室へと続く階段を上りながら、私は小さく鼻歌を口ずさんだ。磨き上げられた手すりに指先を滑らせる。

廊下は静まり返っていた。家族の大半はまだ階下でオリヴァーの世話にかかりきりだ。三年間ベラの部屋だった扉を押し開け、私は中へ足を踏み入れた。

ベッドへ歩み寄り、マットレスの端に腰を下ろして硬さを確かめる。ちょうどいい。枕にもたれ、ここで迎える怠けた朝を思い描いた。イーサンが朝食を運んできて、隣の部屋ではオリヴァーが安らかに眠っている――そんな光景を。

掛け布団をめくろうと手を伸ばした、そのときだ。布の下に硬いものがあるのを指先が捉えた。眉をひそめ、私は毛布を勢いよくはねの...

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