チャプター 21

ベラ視点:

ドアをくぐった瞬間、マーガレットの視線が私に絡みついた。怒りの矛先が、迷いなくこちらへと切り替わる。

「よくもまあ、そんな何もなかったみたいな無垢な顔で入ってこられるわね。内心、嬉しくてたまらないんでしょ?」

私は表情を慎重に平らに保った。「何の話? 何があったの?」

マーガレットの顔が危険なほど真っ赤になり、彼女は携帯端末を私の手に押しつけた。「自分の目で見なさいよ」

受け取って画面に目を走らせる。写っていたのは、フェイの手がそっとイーサンの頬に添えられている写真だった。私の平手打ちの跡を、彼女は慈しむような眼差しで見つめ、表情はやけに優しい。見出しはこうだ。『エクリプ...

ログインして続きを読む