第21章

「お姉ちゃん、どうしてそんな言い方するの……?」

林原撫子の言葉を聞いた林原寧々は目を見開き、信じられないという顔で訴えた。

「わたし、ただ本当のことを言っただけだよ。それなのに、こんな大きな汚名を着せるなんて……!」

「本当のこと?」

林原撫子は目を細めた。泣きそうに歪んだ林原寧々の表情が、胸の奥をぞわりとさせる。

数歩、距離を詰める。舌打ちまじりに「ふうん」と呟き、顔を覗き込むようにしてじっと見た。

視線を外されない。

そのまなざしに肌が粟立つ。それでも林原寧々は、疑いながらも無理に目を合わせ返した。

次の瞬間、林原撫子の唇がわずかに動く。

「林原寧々。あんた、本当に図...

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