第22章

その言葉が口にされた瞬間、場の空気が凍りつき、誰もが息を呑んだ。

圭也は眉尻をわずかに上げる。梨紗が自分まで巻き込んできたことが意外だったのだろう。だが、すぐに小さくうなずいた。

「いいよ」

「何をでたらめ言ってやがる、この恥知らずのクズが! 今さらリリアを貶める気か!」

健治が真っ赤になって怒鳴り散らす。

静美も声を硬くした。

「梨紗、あなたが戻ってきてからずっとリリアを恨んで、小岩家をめちゃくちゃにして……それでも私は我慢してきた。でも三年前のことよ。あなたが裏で暴力団と違法な取引なんかしてなければ、誘拐なんてされなかった。どうして自分の非を認めないの?」

梨紗は、その手の...

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