第30章

グループチャットは静まり返っていた。たぶん悠也たち三人は、オフで遊びに行ったのだろう。

梨紗がシャワーでも浴びようかと思った、そのとき――「ワード」からDMが届く。

【黒崎教授はこの分野の専門家だから、安心して先生の治療方針どおりに進めればいい。他に、気になる症状はある? 僕が見てあげようか】

梨紗は、自分の身体に走るおぞましい傷痕を見下ろした。少し迷ってから、返信する。

【傷痕消しが得意な皮膚科の先生、知り合いにいない? 友だちが数年前に事故に遭って、身体に傷がたくさん残っちゃって】

その文面を見た圭也は、眉間がぴくりと跳ねた。――やっぱり。コリは梨紗だ。

「友だち」と言い換え...

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