第823話これでライラの終わり

「こんなことを言っても何の助けにもならないし、不快にさせるだけかもしれないとは分かっている。それでも、言わせてほしい」ダシールはセシリアを見つめた。「彼を理解してやってくれ。彼には本当にどうしようもなかったんだ」

ええ。

誰にだって、どうしようもないことは多すぎる。

彼がもたらした、彼のどうしようもないことを、彼女は耐えるべきだった。

では、彼女のどうしようもないことは、誰が耐えるべきだったというの?

セシリアはもう何も言いたくなかった。彼女はダシールを見て、単刀直入に尋ねた。「それで、次に私は何をすればいいの?」

ライラの件はすべて自分の仕業だと世間に公表しろとでも?

「ライラ...

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