第463話

「でも、ダマリス・グループはハーブスケープ・グループに大金を投資しているんです。このまま手を引いてしまったら、私たちも大きな損失を被ることになりますよ。」

「そこが問題なんですよ。」

コルビーの返答を聞いて初めて、ロクサーヌは少し緊張を緩めた。

「分かりました。それではお任せします。何か必要なことがあれば、遠慮なく相談してください」と彼女は言った。

コルビーは同意した。

ロクサーヌは感情的に付け加えずにはいられなかった。「もしあの薬草をもう一度見つけることができれば、私の大きな問題が解決するわ」

ようやく、ロクサーヌの口調を聞いて、コルビーは気分が明るくなった。

ロクサーヌが研究...

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