第13章

スマホの画面に映っていたのは、さっき隼人が吐いた脅し文句――そのままだった。

「私に指一本でも触ってみなさい。……それか、裏でちょこちょこ小細工でもしたら、この動画、ネットに上げる」

美月の声は氷みたいに冷たい。

「みんなに見せてあげるわ。一ノ瀬ホールディングスの“次期後継者”が、実の妹をどう脅すのかってね」

「そうなったら、拓真が牢屋に入るだけじゃ済まない。あんたも同じ。会社の株価だって、無傷でいられると思う?」

「……どっちが大事か、よく考えなさい」

隼人は動画を凝視したまま、全身を小刻みに震わせた。

まさか美月が、こんな切り札を隠していたなんて。

これが世に出れば――面...

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