第25章

一方そのころ、警官二人が関係者を連れ、「星のしらべ」の警備室へ踏み込んだ。

「こんにちは。警察です。きょうの午後3時半ごろ、西側階段口の監視カメラ映像を確認させてください」

年配の警官が警察手帳を示し、警備員に告げる。

警備員の顔に、ひゅっと動揺が走った。それでも慌ててうなずく。

「は、はい……すぐに出します!」

キーボードを叩く指がやけに速い。しばらくして、警備員は困ったように顔を上げた。

「す、すみません……その時間帯の映像が……ありません」

「ない?」

若い警官が眉をつり上げる。

「どうしてなくなるんだ。操作を間違えたんじゃないのか」

「ち、違います! 何回も探しま...

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