第33章

「法律ってのは、おまえが決めるものじゃないんだよ」

若い警官が冷ややかに言った。

「こっちはもう、十分すぎるくらい説明したはずだ」

「現時点でいちばんいい解決策は、被害者の美月さんに自分たちから連絡を取り、誠意をもって謝罪することです。許しを得て、示談書をもらう。それが最善です」

「裁判所も量刑を決める際、その点は情状として考慮します」

だが、その言葉が蓮の癇に障った。

「俺があいつに頭下げるだと? ふざけんな!」

「なんで俺があいつに頼まなきゃいけねえんだよ! 謝るのはあいつのほうだろ! 俺は蹴られて脳震盪まで起こしてんだぞ! まだその落とし前もついてねえ!」

蓮はがばっと...

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