第47章

「いとこはまあ置いといてさ。佐藤さん、来てまだ一日二日じゃないでしょ。この程度の空気も読めないの? 私じゃ助けられないよ」

ピンクのネイルの女が、動悸と羞恥で顔をこわばらせた。

「そこまでしなくてもよくない? 私、もうすぐ勤続10年の古株なんだけど」

青いネイルの女もすかさず乗る。

「そうそう。あの人、岩崎じゃなかった? それが今は清宮社長って……容赦なさすぎ。ひどいよ!」

二人の憤りを眺め、女は薄く笑った。

「何もわかってないね。会社ってさ、金塊みたいなもん。売り買いするためにあるの」

「つまり岩崎……じゃなくて、清宮社長がまた買い戻したってことだよ」

そんな会話が続く中、...

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