第66章

高村美咲は視線を落とした。足元には中年の男たちが何人も転がるようにひれ伏し、涙で顔をぐしゃぐしゃにしている。

「冤罪だ!」と口々に叫ぶ声を聞いた瞬間、清宮尚大の鉄青だった顔に、ふっと得意げな色が差した。

「ははっ! お前らも、ちったぁ良心が残ってたか」

そう言いながら、尚大は小林翔の持つスマホのカメラへ顔を向け、挑発するように顎をくいっと上げる。

「聞こえましたよね、清宮社長。俺の代わりに『でっち上げだ』って言ってくれる人間がいる。だったら、そいつらにも喋る機会くらい与えるべきじゃないですか?」

小林翔は画面に目を落とす。

「清宮社長。こいつら、先日A市に行った連中です」

映像...

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