第454章 伝染病

 鈴木翔太の前に、二人の屈強なボディーガードが立ちはだかった。だが、彼らは鼻をつまみたくなるような異臭に顔をしかめている。

「悪いが、今は誰もこの病院から出すわけにはいかない」

 そのうちの一人が、厳しい表情で告げた。

 しかし、防護服に身を包んだ鈴木翔太は、焦燥に駆られた眼差しを向ける。

「どいてくれ。緊急事態なんだ、ここを出なきゃならない」

「どんな事情があろうと、通すわけにはいかない」

 もう一人の男も、冷徹な声で拒絶した。

「お前ら、一体どこのどいつだ? ここが病院だってわかってんのか! 俺が運んでるのが何だか知ってて止めてるのか? こいつは恐ろしい感染源なんだぞ! 一...

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