第343章 こっちはまだ寝られる、二人で詰めて寝よう

真夜中。眠りこけている吉井和彦は一人でベッドの大半を占領しており、腰に巻いていたバスタオルもいつの間にかどこかへ転がっていってしまっている。

杉原美奈とベッドでじゃれ合う甘い夢を見ていた彼は、ふいに寝返りを打つと、隣にある温かいものに気づき、片足をドンと相手の足の上に投げ出した。

夢を見ているせいか、彼は無意識のうちに片手で隣に眠る男の体を揉みしだき、曖昧な寝言を呟いた。

「お前の胸、なんでこんなに硬いんだ……?」まるで石でも揉んでいるかのようだ。

「いい子だ……動くなよ……優しくするからさ……」

胸元をまさぐる不快な手の感触に、相沢直希はハッと目を覚ました。猛烈な悪寒が走り、背後...

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