第13章 掲示板

写真の中では、階段が一段上がって一段下がり、石野星紀が高いほうに立っていた。横顔でこちらを見下ろし、体の脇へ落とした手が、今にも西川安菜の手を掴みそうに見える。

どこか含みがある一枚。見た者に、いくらでも想像させる類のものだ。

有岡里穂は眉をひそめ、スマホを無造作に脇へ放った。

――こんなの送ってきて、私が怒るとでも思った?

ふざけないで。クズ男とクズ女、むしろ二人で一生くっついてればいい。鍵でも掛けて、二度と出てこないで。

やがて石野星紀は西川安菜を連れて校内をひと回りし、そのまま教室へ戻ってきた。

今回は、有岡里穂のところへは寄ってこない。代わりに、西川安菜の椅子をさっと引い...

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