第17章 病院へ転がり込んでこい

「――あっ!」

悲鳴が上がった瞬間、西川安菜は目を見開き、大川先生の体からぱっと身を起こした。

反射的に手を伸ばし、ずきん、と鋭い痛みが走った箇所をさすって確かめる。慌ててそこへ視線を落とすと、眉がきゅっと寄った。

……今、誰かに殴られた? なんでこんなに痛いの?

顔を上げるより早く、クラスメイトの声が飛んでくる。

「もう目ぇ覚めたの? 仮病じゃないの」

「やっぱ、里穂を陥れようとしたんじゃない?」

疑いの言葉と蔑む視線が、一斉に西川安菜へ突き刺さる。胸の底から熱いものが込み上げ、怒りと羞恥で喉が詰まりそうになった。

有岡里穂――!

あいつが防犯カメラを持ち出さなければ、こ...

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