第107章 手段

「北川アシスタント、この社員を外へ連れ出してください。第一に、彼は当社の役員ではありません。第二に、この役員会議および幹部会議に彼を招待していません。ですから、彼がここにいること自体が間違っているのです。もし次も同じような不手際があれば、あなた自身に荷物をまとめて出て行ってもらいます。いいですね」

北川アシスタントが手を二回叩くと、扉の外から屈強なボディガードが四人入ってきた。

「何をする! 触るな、引っ張るんじゃない! 誰か来てくれ、誘拐だ! 一体何なんだ! 俺だって林田の人間だぞ、なぜここに来ちゃいけないんだ! 言っておくがな、俺の持ち株は親父から譲り受けたものだ。兄貴だろうと俺に口...

ログインして続きを読む