第77章 整形

「だめ、絶対に嫌」

桜は頑なに首を横に振った。

「桜、あたしは今までずっと全力であなたを支えてきたわ。考えてもみて。もし HR グループのイメージキャラクターを降ろされたら、あなたは名声も何もかも失って、世間から大バッシングを受けるのよ。そして、あなたにこの仕事を受けるよう唆したあたしだって、刑務所行きになるかもしれない。あたしをムショにぶち込む気?」

ソファーに腰掛けて脚を組んだ絵里姉は、上品なハンドバッグから煙草を取り出し、火をつけて深く紫煙を吸い込んだ。

「それとも、まだ自分の後ろ盾に藤原グループがいるとでも思ってるの。だからこんな契約、どうなってもいいって?」

絵里姉は桜を...

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