第9章

三人を言い含めたら、小川へ行って野鸡と太った兎を処理する、私は鼻歌を歌いながら歩き出した。

動物の内臓については、大きな葉っぱを何枚か探し出し、それでしっかり包んで、あの哀れな食虫花の口に放り込んでやった。

結局、奴の口から餌を奪ったんだから、お返しに少しは肉を返してやらないとな。

これで「ご近所付き合い」も円滑になるし、今後の行き来もしやすくなる。おまけに血の匂いで野獣が寄ってくる問題も解決だ。

まさに一石二鳥というわけだ!

帰り道、わざわざ遠回りしてあのコンビの様子を見に行った。近づく前から、佐藤雅子が発狂した鶏みたいな金切り声で川村東を罵倒しているのが聞こえてきた。

「あ!...

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