第147章 演技

「そうよ。それに先生が言ってた。女子バレーボール部のキャプテン、あなたから外して、若芽姉さんを新キャプテンにするって」

神野若奈は神野若芽に負けて、気分は最悪だった。立ち去って真っ先に向かったのは、神野若帆の見舞いだ。

神野若帆は、神野若芽なんて顔だけで、他は全部自分より下だと思っていた。なのにバレーでは、神野若芽のほうが才能がある……?

しかも――体育教師は神野若芽をバレーのトレーニングキャンプに推薦するつもりらしい。

それだけじゃない。自分の女子バレー部キャプテンの座まで、取り上げる?

「ふざけないで!」

案の定、神野若帆は怒りで顔を赤くし、ばさっと布団をはねのけて起き上がろ...

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