第215章 間違いなく天才!

神野若帆はさっきまで、彼女たちに向かって延々としゃべり倒していた。隙さえあれば神野若芽の悪口。

「若芽って性格悪いよ」「あんな子と遊ばないほうがいい」――そんなことばかり。

けれど川瀬媛は、わざわざ神野若芽のことを気にして見ていた。

すると、若帆が言うほどひどい子にはどうしても見えなかった。

それに、そう感じたのは川瀬媛だけじゃない。若芽を気にしていた別の女子にも聞いてみたら、みんな口を揃えて同じことを言った。

――もしかして。若芽の悪い噂、作ったのはあいつらなんじゃない?

そう思ったところへ、今度は夏川月佳があんな調子で言い出したものだから、川瀬媛の苛立ちは一気に火がついた。

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