第222章 ますます可愛くなる

寺内七造はぺらぺらと一気にまくし立てた。ため息まで混じっていて、その顔つきは病院へ行くというより、刑場へ向かうみたいだ。

病院に着くと、寺内七造は周防ほしを連れ、こそこそと特別病室のある三階へ上がった。

周防ほしを自分の背中にかばうように引き寄せ、寺内七造は腰を落として忍び足。きょろきょろと左右を警戒しながら進む様子は、まるで極秘任務の工作員である。

「ちょっと待ってろ。権田様がまだいるか……」

廊下に人影がないのを確認してから、寺内七造は後ろへ手招きし、周防ほしに「早く来い」と合図した。

その瞬間――

権田真鳥が、寺内七造の目の前に立っていた。

「何してる」

「お、俺――」...

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