第240章 後悔する芳賀冴白

「連れ戻したら、そのまま合宿に入れてください。国家代表になれるよう、徹底的に鍛えましょう」

神野唯臣がうなずく。

「分かった。把握した」

バレーの強化合宿の話になると、神野お婆さんがまた口を挟んだ。

「合宿に放り込んだところで、あの子は嫌がるよ」

「どういう意味だ?」神野孝峰が眉をひそめる。

「前にね、あの子が合宿の会員証を持ってるのを見たんだよ。――やっと目が覚めたのかと思って、しばらく嬉しくてね」

合宿は、金さえ出せば誰でも入れる場所じゃない。規定で「本気で選手を目指す者」しか受け付けない。

神野若芽が会員になっていた。なら、本当に覚悟を決めたのか。

一同は神野お婆さん...

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