第36章 公開謝罪

宇野月がいちばん焦った様子で、神野若芽の答案をひったくるように手に取った。

次の瞬間、身体がぴたりと固まる。――びっしりだ。余白がないほど、最後まで埋め尽くされている。

だが、埋まっているからといって正しいとは限らない。

宇野月はできるだけ平静を装い、採点を始めた。

一問目、正解。

二問目も、正解。

三問目も……合っている。

丸をつけながら、宇野月の頭の中がじわじわと乱れていく。想像していた展開と、まるで違う。

ありえない。問題はどれも簡単じゃない。なのに、どうして全部解けている?

見落としだ。自分が間違えているに違いない。そう思って、宇野月はさらに目を凝らした。

けれど...

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