第42章 ブレスレットは偽物?

神野若帆はそのブレスレットを見た瞬間、口元にざまあみろと言わんばかりの笑みを浮かべた。

――さあ、神野若芽はこれで何て言い訳するつもり?

芳賀静もそれを見て、胸の奥がぱっと明るくなる。すぐさましゃがみ込み、床に落ちていたブレスレットを拾い上げた。

両手でそっと包み込むように持つ。その様子は、失った宝物をようやく取り戻したみたいだった。

「ふん。まだ何か言うことある? まさか、これが自分のブレスレットだとか言わないよね」

注目が集まっているのを感じた静は、得意げに顎を上げる。口調も自然と尊大になった。

神野若帆も横から追い打ちをかける。

「恥ずかしくないの? 正直、そんな高いブレ...

ログインして続きを読む