第48章 神野若芽も参加?

ユニバーサルグループのビルを出た瞬間、神野孝峰はまだ夢の中にいるみたいだった。足元がふわふわして、地面を踏んでいる感覚が薄い。

――嘘だろ。

本当に、ユニバーサルの契約を取った。こんな大吉報、そうそうない。

そしてそれが、神野若芽のおかげだということも分かっている。彼女がいなければ、自分はユニバーサルのロビーにすら入れなかったかもしれない。

家に戻ると、子どもたちは学校へ行っていて誰もいない。神野孝峰はキッチンに声をかけた。

「今日はうまいもん作ってくれ。若芽に食わせたい」

きちんと労ってやらないといけない。あの子には。

……。

当の神野若芽はというと、相変わらずだった。食べ...

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