第63章 また1位を取った

「いったい誰が、クラスの平均点を押し上げたんだろう?」

神野若帆も、それが不思議でならなかった。

なぜなら、宇野先生が受け持つ特進クラス――そこは、かな姉さんのいるクラスだ。

かな姉さんのクラスは、どの試験でも平均点が学年トップ。そこを上回ったということは、つまり自分たちの選抜クラスが学年1位になった、という意味になる。

そこまで考えた瞬間、神野若帆は完全に固まった。

平均点を動かすには、誰かがとんでもない高得点を叩き出していないと無理だ。そうでなければ、クラス全体の数字が跳ね上がるはずがない。

「誰なの? 誰が高得点取って、うちのクラスの平均上げたの? うちにそんな化け物いたっ...

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