第76章 委員長を救う

神野若芽は原稿を投稿すると、そのまま作者ページからログアウトしてしまった。だから、権田真鳥のコメントには気づいていない。

教室へ戻り、自分の席へ向かって腰を下ろそうとした――その途中で、ちょっとした小騒動が起きた。

神野若帆は、若芽がこちらへ歩いてくるのを見るなり、嘲るように口元を歪めた。

そして、若芽が近づいた瞬間を狙って、こっそり足を伸ばす。

――つまずかせる気だ。

みんなの前で神野若芽が派手に転んだら、どれだけ愉快だろう。若帆の目は、そう言っていた。

若芽は自分の机を見た。

須藤リリからは、成績がいいのだから先生に頼めば席替えも許可が出る、前から三列目までなら好きな席を選...

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