第177章 彼は告白すべきか?

華耀グループ。

藤原亮介は撮影現場から戻ったばかりだった。1か月ぶっ通しの缶詰撮影――正直、退屈で仕方がない。

「次は仕事、入れないで」

亮介はマネージャーの池田忠にそう言い放った。

「どうした? 何かあったのか?」

「この数日、結衣ちゃんとデートする」

会えない時間が続いたぶん、会いたくてたまらなかった。

池田忠は額の汗をぬぐいながら、苦い顔をする。

「……でもな、お前の結衣ちゃんが、デートする時間あるとは限らないぞ」

「え?」亮介は間の抜けた声を出した。「なんで?」

「あと2日で、橘家が彼女の誕生日パーティーを開くらしい」

「は?」亮介は目を見開き、ソファから勢いよ...

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