第234章 橘結衣に後悔させてやる

林田店長も店の入口に立ち、彼らを蔑むように見下ろした。

「このロットがどれだけ貴重か、分かってんの? 言っとくけど、欲しがってる客はいくらでもいるんだよ。買わないなら出てけ! 商売の邪魔すんな!」

言い終えるや否や、身なりのいいミャンマー人が数人、店先へ歩いてきた。

その中でも中心にいる男は、いかにも金持ち然とした雰囲気だ。翡翠の指輪に翡翠のバングル。指先では翡翠の数珠を弄んでいる。

男はふんぞり返って林田店長の前へ進み出た。

「林田店長。俺が頼んでた石は、まだあるか?」

――どうやら、以前から林田店長と話をつけていたミャンマー人のオーナーらしい。

林田店長は途端に愛想よく笑い...

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