第62章

エコー科技を出た後も、桐生初夏は心の中で神崎司を罵り続け、それから車を走らせて春風幼稚園へ子どもたちを迎えに向かった。

門の前に着くと、ちょうどプリンと萌々が秋好先生に左右の手を引かれて中から出てくるところだった。

萌々がこんなにも早く秋好先生との接触を嫌がらなくなったことに、桐生初夏は少し驚いた。

「マミィ!」

二人の子どもは揃って駆け寄り、彼女に抱きつくと、まるで二匹の子猫のようにその胸元ですりすりと顔を擦り寄せた。

「今日、幼稚園はどうだった?」

桐生初夏は二人の頭を撫で、優しく微笑む。

「すっごく楽しかったよ。みんな、マミィが作ったお菓子大好きだって」プリンは笑って言っ...

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