第100章 慰め方

「あの……廷海。宮本家の親子が警察に連れていかれた件、何かご存じなんですか?」

 瀬川庭山はひどく慎重な口ぶりだった。だが、その探るような響きに、父の眉がわずかに寄る。

「知ってる。借用契約に細工をされて、うちはかなりの損害を受けた」

 瀬川庭山は目を丸くした。

「そんなことがあったのか? 何かの間違いじゃないのか。宮本家ほどの家が、まさか瀬川家の資産を欲しがるなんて……」

「そうですね。宮本家はたしかに大きな家です。なのに、どうしてうちのものなんかに目をつけたんでしょうね」

 私はくすりと笑い、庭山の言葉を引き取った。

 父が突き止めたのは、この件に宮本家の父子が関わっていた...

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