第102章 出会い

瀬川雫がいかにも興味津々といった顔をしているのを見て、私は目を冷たく細めた。まだ口を開く前に、隣の瀬川香織が、さっき私たちが握った手を食い入るように見つめている。

「瀬川凪紗……あんたがそんな女だなんて思わなかった!」

香織は私と神崎倫司を指さし、何かを悟ったように声を荒らげた。

「結婚式の件、あんたたち二人で仕組んだんでしょ?」

「わざと当日に宮本良介を恥かかせて……こいつを入れる席を空けるためだったんでしょ?」

「よくもまあ、そんな悪どいこと!」

彼女がどれだけ糾弾しようが、私の表情は変わらない。言い切ったのを待ってから、淡々と返した。

「言い終わった?」

「瀬川凪紗、認...

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