第41章 一緒に付き添う

「……あんた、チンピラなの?」

 私はむっとして、彼に噛みついた。

「違うよ。だけど、おまえにちゃんと飯を食わせるためなら――チンピラにでもなってやる」

 神崎倫司はそう言うなり、私を抱き上げようと身を乗り出してくる。驚いて、私は思わず甲高い声を上げた。

「じ、自分で降りる!」

「よし。いい子だ」

 神崎倫司が手を差し出す。私はその手を取って、車からぴょんと降りた。

 そのまま彼に連れられてホテルへ入ると、責任者らしき男がすでに待っていた。神崎倫司の背後にいる私を見て、露骨に目を丸くする。

「神崎様、いつも通りでよろしいでしょうか」

 神崎倫司は私にちらりと視線を投げてから...

ログインして続きを読む