第75章 離婚

誰かが茶化すのを見て、私は黙ってその場を離れた。

この手の揉め事は伯父さん一家で勝手に片をつければいい。こんな大きな醜聞、私の手を汚すはずがない。

私がスマホを閉じると、川島梨菜が覗き込んできた。

「このあと、どうする?」

「帰ろう。たぶんもうすぐ家が大荒れになる。現場で見物しないと」

「りょーかい!」

川島梨菜は勢いよく返事をして、そのまま私を家まで送ってくれた。

まだ車を降りてもいないのに、宮本良介から電話が入る。

「凪紗、グループの動画って……どういうことだ?」

そうだ。宮本良介も、あのグループに入っている。

私はわざとらしく首をかしげた声を作る。

「私も知らない...

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