第41章

翔太は安野香苗から送られてきた写真をじっと見つめた。写っているのは彼女のデスク。きれいに整えられ、物はすべて分類されて並び、さらに青々とした観葉植物まで置かれている。瑞々しい緑の生命感が目に入っただけで、不思議と気分が少し軽くなるようだった。

これまで安野月子は、香苗のことを「家に居座る寄生虫」だと繰り返し言い、江原司に寄りかからなければ生きられないのだと刷り込んできた。けれど、今となっては分かる。真実は、まるで違う。

それに、このところの香苗は翔太へ、作りものではない好意と気遣いを向けてくれていた。ちゃんと伝わってくる。その温度に、胸のどこかが揺れた。

翔太は唇をきゅっと結び、写真を...

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