第123章

周防浅奈が会社に到着した時、その場にいる全員の顔には苛立ちがありありと浮かんでいた。

先ほどまで木島若凪が散々「フォロー」を入れていたおかげで、誰もが周防浅奈が故意に重役出勤をしたのだと思い込み、怒りを募らせていたのだ。

「会長、株価がこれほど暴落しているのです。我々に何らかの説明があって然るべきでしょう!」

「会長になるからには、会長らしく振る舞ってもらわねば困る!」

「会社に悪評しか招かないのなら、家に帰ってお嬢様らしく過ごしていてはいかがですか」

「そうですとも。取締役会には会長を解任する権利もあるのですぞ!」

役員たちの非難を浴びながら、木島若凪は口元の笑みを隠しきれずに...

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