第131章

周防浅奈は御坂寧音を更衣室へ連れて行くと、約束通り新品のスポーツウェアを取り出した。

「寧音、これでいい? それともスカートがよかった?」

御坂寧音はウェアのロゴに目をやり、その六桁の値段を頭の中で弾き出すと、気まずそうに咳払いをした。

「これ、現金に換えられない? 私の服、乾燥機にかければすぐ乾くし……」

「だーめ!」

周防浅奈はウェアを彼女に投げつけた。

「私のイメージに関わるの。お願いだから着てよ」

御坂寧音が仕方なく着替え始めるのを見て、周防浅奈はようやく本題に入った。

「今井遥玲について、何か知ってる?」

「入社したばかりの新人の一人ね。可愛い子だけど、それ以外は...

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