第133章

遠藤正志は気を利かせて船を湖の真ん中で止めると、ヘッドホンを装着した。

今日、周防浅奈はシンプルなポロシャツを着ていたが、近藤永一はいともたやすくそのボタンを外し、流れに乗じて彼女の鎖骨に吸い付いた。

周防浅奈は全身の毛が逆立つような感覚を覚えた。

この船は湖に浮かぶ島と陸地を往復するためだけのもので、それほど大きくなく、激しく揺れる。

周防浅奈の声は上ずっていた。

「永一、だ、だめよ」

「何がだめなんだ?」

近藤永一はすでに服の中に手を滑り込ませ、彼女の身体を執拗に愛撫している。

「他の男とは二人きりで話せるのに、俺とはだめなのか?」

「それとこれとは別でしょ?」

周防...

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