第137章

周防浅奈の予想通り、警察は木島若凪のバッグから正体不明の錠剤を発見した。しかし、木島若凪はその入手経路について頑なに口を閉ざしていた。

近藤永一が関わっている以上、警察も慎重にならざるを得ない。彼らは直ちに木島若凪を連行し、取り調べを行うことになった。

その場に残された同僚たちは驚きを隠せず、ひそひそと議論を交わしている。

「あの錠剤、一体何なの? まさか、睡眠薬とか……?」

「間違いないわよ。じゃなきゃ、木島若凪だってすぐに否定してたはずだもの」

「周防さん、本気で怒ってたわね。でも、どうして『木島若凪が薬を使うのは今回が初めてじゃない』なんて言ったのかしら?」

視線が一斉に近...

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