第183章

周防浅奈は慌てて近藤永一の腕の中から抜け出し、息を弾ませて尋ねた。

「いい知らせって?」

「ゴホン」

三上木作がわざとらしく咳払いをする。

「もう目を開けてもいいかな? 失明したかと思ったよ」

「一生、光を失わせてやろうか。試してみるか?」

近藤永一の氷のように冷たい声を聞き、三上木作は即座に背を向けた。

「いや、遠慮しておくよ。君の親友の一人として、五体満足でサポートしなきゃならないからね」

「周防さん、今日の検査報告を見てくれ。月蓮花の効果は絶大だ。腫瘍の縮小はまだわずかだが、初日でこれだ」

周防浅奈は報告書を受け取ると、興奮で瞳を輝かせた。

「すごい……たった二十四...

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