第199章

「近藤様の執務室は立派ね。でも、周防さんがここに座れるのも、もう残りわずかなんじゃない?」

今井遥玲は執務室をぐるりと見回し、大げさに肩をすくめてみせた。

「昔は近藤グループが一番だと思ってたけど、今見ると案外普通ね。そう思わない?」

「何? 内装業者に転職でもしたの? リフォームの営業かしら?」

周防浅奈は冷ややかな視線を投げかけ、呆れたように言い放った。

今井遥玲は彼女を上から下まで値踏みするように眺め、鼻で笑った。

「周防浅奈、あんな重要な土地を失っておいて、よくそんなデカい態度がとれるわね。近藤永一がいつまでも無条件に甘やかしてくれるとでも思ってるの?」

「近藤時弥から...

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