第78章

翌朝、周防浅奈が目を覚ますと、隣に近藤永一の姿はなかった。

身を起こそうとした瞬間、全身に激痛が走り、思わず顔をしかめる。

周防浅奈はしばらく痛みに耐え、ようやく重い体を引きずってバスルームへ向かった。

「きゃあっ! 近藤永一、あのクソ野郎!」

鏡の中の自分を見て、周防浅奈は卒倒しそうになった。

昨夜は意識が朦朧としていて、ただ彼が執拗に全身へ口づけを落としていくのを感じていただけだった。まさかこんなキスマークだらけになっているとは。これでは週末の水着なんて絶望的だ。

寝室からの悲鳴を聞き、伊東忠成は気まずそうに近藤有季を見た。

「有季さん、様子を見てきた方がいいのでは?」

さすが...

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