第95章

木島若凪は、周防浅奈をそのまま一階へと連れて行った。そこにはバーベキューの設備が整い、食材も山のように用意されていた。

若凪は顎をしゃくった。

「奈々、今日はみんな揃ってるんだし、会長として腕を振るってよ。みんな奈々の手料理を期待してるの。とりあえず野菜を洗って、それから肉を串に刺しておいて。もうすぐ始めるから」

「若凪は何をするの?」

周防浅奈は不満げに彼女を見た。

若凪は脇にあったエプロンを手に取り、優雅に髪をまとめ上げた。

「私はもちろんフルーツサラダを作るわよ。奈々はこういうの苦手でしょ? これは私の得意分野だから。さあ、急いで。バーベキューが遅れちゃうわよ」

相原未那...

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