第20章 かすかな光

中村奈々は絶望に目を閉じた。目尻から、透き通った涙が一筋滑り落ちる……。

黒田謙志はズボンのファスナーを下ろし、熱く猛り立った昂りを露わにすると、彼女の花園に狙いを定め、ゆっくりと突き入れた……。

中村奈々の体は、びくりと強張り、震えがさらにひどくなる。両手を固く握りしめ、爪が深く肉に食い込み、赤黒い血がじわりと滲み出た。

黒田謙志は満足げに彼女の体を味わい、喘ぎながら言った。

「中村奈々、覚えておけ。お前の体は俺のものだ。お前は一生、俺から逃げられない」

中村奈々は激しい憎悪に駆られ、彼の肩に思いきり噛みついた。

黒田謙志はくぐもった声を漏らしたが、彼女の口を解放することはなか...

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